■ 自分の子供は個別指導塾の"お客さん"になっていませんか?

今日は受験学年である6年生だけでなく、4年生や5年生のお子さんを持つ親御さんにも向けたお話をひとつ。

個別指導塾で自分の子供が"お客さん"になっていないか見分けるチェックポイントを書いてみましょう。

ちなみに"お客さん"というのは「お金だけ気前よく払ってくれる都合のいい客」という意味があります。あまりよくない言葉ですね。


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※画像はイメージ 画像:足成

■ 「個別指導塾で自分の子供が"お客さん"になっていないか見分ける10のチェックポイント」

あれこれ言うのは後にして、先に「個別指導塾で自分の子供が"お客さん"になっていないか見分ける10のチェックポイント」とその理由を挙げてみましょう。

ちなみに個別指導塾を集団塾のWスクールとして利用している場合、個別指導塾をメインにして受験を目指している場合、どちらのケースにも当てはまる内容です。

「個別指導塾で自分の子供が"お客さん"になっていないか見分ける10のチェックポイント」

  1. 半年間面談がない
  2. →受験学年である6年生なら"お客さん"確定です。6年生なら最低でも3か月に一度(これでも少ないほうです)は電話なり面談なりで密な連絡が取られるべきです。非受験生、集団塾の場合は、やや仕方ない部分はあります。

  3. 面談があるのは講習会の授業をとる直前だけだ
  4. →これは言わなくてもわかるでしょう。特に大手の個別指導塾である場合、都合のいい"お客さん"になっている可能性があります。

  5. 普段全く塾側から電話連絡がない
  6. →6年生ならば、最低1か月に一度は電話での進捗報告なり家庭での様子の確認が欲しいところ。普段全く電話連絡がないならば、重要度が低いと思われているかもしれません。

  7. 生徒の講師が頻繁に変わる
  8. →学生講師の場合には入れ替わりが激しいという側面もあり、やや仕方のない面もあるのですが、受験学年で講師が頻繁に変わる場合は"お客さん"である可能性が高くなります。

  9. 親御さんが塾に行っても「どちら様ですか」と言われる
  10. →特に入会時に担当された方や、顔合わせや面談したことのある担当の講師に言われたらショックは大きいですね。普通、1時間でも面談したら、(外見が大きく変わらない限りは)親御さんの顔は覚えているものです。3回以上塾に行って、顔を覚えられてないならば"お客さん"状態です。

  11. 子供が「楽しい」としか言わず、 肝心な勉強のことについての発言がない
  12. →これは意外と重要です。子供から勉強のことについての発言がない場合、楽しく時間つぶしの会話をしているだけかもしれません。急いでノートをチェックしてみてください。

  13. 面談・電話をした際に子供の志望校を知らない
  14. →いやいやそんなことはないだろうと思うかもしれませんが、実際に聞いたことのある話です。

  15. 面談・電話をしたときに抽象的なことしか言わない
  16. →具体的な説明や数値が出てこない場合には"お客さん"になっている可能性が高いかもしれません。例えば「元気がありますね」とか「頑張ってるんだけど、成績に出てこないですね」といった表現です。

  17. ノートが真っ白
  18. →遊んでいるだけです。

  19. 1~9の兆候があるのに「今のままではまずい」といわれ講習会をたくさんとらされる
  20. →激しくツッコミを入れて下さい。


■ 個別指導塾のビジネスモデル

と、まぁ「個別指導塾で自分の子供が"お客さん"になっていないか見分ける10のチェックポイント」とその理由を挙げてみたのですが、いかがだったでしょう。

上記のチェックポイントは、あくまで授業料が高額な個別指導塾のためのものであり、比較的低料金である集団塾ではこの限りではありません。集団塾にここまでの内容を求めたら少し酷な気もします。集団塾の"低料金で大量の生徒をさばく"ビジネスモデルでは、上記のような内容を塾側に求めることは難しいのです。

しかし"授業料が高額である代わりに上質のサービスを提供する"というビジネスモデルである個別指導塾の場合、上記のようなきめの細かい内容を親御さんが塾側に求めても全く問題がないと個人的には考えています。

無論、ほとんどの個別指導塾では上質のサービスが提供されています。ただ中には一部の顧客を"お客さん"扱いしたり、さらにひどいところでは"お客さん"を集めるだけという個別指導塾が存在するのも事実なのです。

みなさんには、個別指導塾にとって"お客さん"、すなわち「お金だけ気前よく払ってくれる都合のいい客」にはなってほしくないと思います。




■ 「えっ!?うちの子、もしかして"お客さん"状態?」と思ったら…

もし、みなさんのお子さんが"お客さん"状態になっていたらどうすればいいでしょうか?

まず大切なのは、お金を払うだけでなく疑問に思う点があれば塾側に連絡を入れること。例えば上記に挙げた「ノートが真っ白」で勉強している気配が見られないなんていうのは親御さんが疑問に思うべきポイントですし、すぐに電話を一本入れたほうがいい内容でしょう。何らかの改善策が取られるはずです。

通っている個別指導塾が常識のある(!?)個別指導塾であり、上記に挙げた内容も"たまたま偶然が重なって"のことであるならば、塾側に連絡を入れるだけでだいたいのことが改善されます。

ちなみに、よいとされる個別指導塾では「疑問に思うことがあればどんどん連絡してください」と親御さんからの指摘をありがたいと思うものです(実際、言ってもらった方が指導する側にとってよいことなのです)。


■ 状況が改善されなければ転塾も視野に

もし、仮にですが連絡を入れても状況が改善されなかったり塾側からクレーマー扱いされるようなら、別の個別指導塾への転塾を考えてもいいかもしれません。先ほども述べた通り、"お客さん"を集めるだけというひどい個別指導塾にあたってしまった可能性もあるのです。

もちろん転塾するならば早ければ早いほうがメリットが大きくなります。

以上、参考にしていただければ幸いです。


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