■ 答案用紙を盗んだ中学3年生

今回は気になった話題をひとつ紹介します。

2011年に神奈川県川崎市多摩区で起きた事件です。公立中学校の3年生が自分の通う中学校に侵入し、テストの解答用紙を盗んだそう。どうしてこのようなことが起きたのでしょうか?

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※画像はイメージ 画像:足成

2011年、神奈川県川崎市多摩区の中学校で、中学3年生の生徒が答案用紙を盗む事件がありました。


■ 中学3年生の生徒を逮捕した神奈川県警

中学3年生の生徒が、自分が通う市立中学校の2階職員室に侵入、答案用紙などが入っている封筒を盗んだそうです。

警備会社から緊急通報を受けた神奈川県警が、中学校の敷地内にいた中学3年生の生徒を見つけ逮捕しました。

ちなみに生徒が通う中学校は試験期間中。封筒の中には、試験の答案用紙が約100枚などが入っていたそうです。


■ 逮捕は行き過ぎ!?

受験を控えたこの時期にとても悲しい事件です。

受験を控えたこの時期、子供の心理は大人が想像する以上にナイーブになっています。今回事件を起こしたこの生徒も、もしかしたら神経質になっていたのかもしれません。

試験の結果が悪く、心理的に追い込まれてこのような事件を起こしてしまったことも想像されます。

しかし、確かに生徒の行ったことは悪いことですが、逮捕は行き過ぎではないかとも思います。この中学3年生の生徒を逮捕することにより、さらに追い込むことにならなければよいのですが。


■ 隣接する東京の城南地区でも何かと悪評しか聞かない神奈川県警

隣接する東京の城南地区でも、何かと悪評しか聞かない神奈川県警。世間からの不祥事非難をかわすために、何でもかんでもとりあえず逮捕するという話は聞きます。

警視庁や他の道府県警なら、おそらくこの中学3年生の生徒は、補導のレベルで済んだことでしょう。きっと不起訴処分になると思いますが、やはり逮捕というのは行き過ぎではないでしょうか。


■ 受験生にはプレッシャーをかけないよう

いずれにしても、我々受験生に接する大人は、子供たちの心の変化を読み取り、「受験」によって追い込まれているであろう生徒に対し過度なプレッシャーをかけず、その兆候が見られれば、和らげていきたいものです。


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