■ 大人のための算数本

今日は数学者・秋山仁先生の本の中から、大人が算数・数学を「学び直し」したり、センスを磨くために最適な、おすすめの本を紹介します。

ちなみに、紹介する本はいずれも小学生向けに書かれたものです。ですから、算数や数学に苦手意識を持っている小中学生が読んでも効果があります。

本を紹介する前に、まずは数学者・秋山仁先生の紹介から。

NHKテレビの講師としても有名な数学者・秋山仁先生。若いころは駿台予備校で超がつくほどの人気数学講師として活躍、その後日本医科大学助教授、東京理科大学教授などを経て、現在、東海大学教育開発研究所所長を務めています。

そんな素晴らしい経歴の持ち主である秋山先生、さぞかしエリートコースを歩んできたかと思いきや、相当の落ちこぼれだったそうです。（詳しくは→受験に全敗した人へ：「努力は報われず正義は滅びる」秋山仁先生の半生）

もしかしたら、そんな人生を歩んできた秋山先生だからこそ、算数・数学が苦手な人の気持ちが分かるのかもしれません。いずれの本も、難しいことを分かりやすく説明してくれています。

■ 秋山仁のおもしろ授業－算数がメチャとくいになれる本

まず初めに紹介するのが、「秋山仁のおもしろ授業－算数がメチャとくいになれる本」。ほかの本に比べ小さく、かばんの中に入りやすいサイズでありながら、内容は盛りだくさん。電車の中でも気軽に読める本ですね。

小学校中・高学年向けではありますが 大人が読んでもなかなか読みごたえがあります。アマゾンでも算数・数学書の中では断トツの売れ行きです。

■ そうか!算数ってこんなにおもしろかったんだ!―秋山仁先生のスーパー個人授業

そして次が 「そうか!算数ってこんなにおもしろかったんだ!―秋山仁先生のスーパー個人授業」。

題名からしてキャッチーな内容ですが、中身もひじょうに面白いです。親子で読んでみてもいいかもしれません。

四則計算、分数、和差算、規則性、魔方陣、場合の数、円、平面図形、立体図形 といった中学受験でも受験生が必要とする内容を教科書とはまた違った切り口で書いてあります。 中学受験をしようと思っている小学5年生が読んでもいいですね。

■ 数学センスをみがこう　≪基礎編≫≪生活応用編≫

3冊目が、「数学センスをみがこう　≪基礎編≫≪生活応用編≫」。題名通り、算数・数学センスを磨く本です。

数学・算数を生活に活かす、あるいは普段の生活で数学的に考えるには？そういう疑問を持っている人に対して分かりやすい例を紹介しながら、数学を教えてくれる本です。

ゲームの勝ち方（必勝法）、金利の計算（ローンの組み方）などをも紹介しつつ、それを数学で説明しています。

「確かに日常生活でも数学は必要だ！！」と思わせる本ですね。

以上、おすすめの3冊でした。算数・数学を好きになってくださいね。

▶受験に全敗した人へ：「努力は報われず正義は滅びる」秋山仁先生の半生
▶中学数学を復習したい人へのおすすめの参考書・問題集
▶中学英語（英文法）を復習したい人へのおすすめの参考書・問題集・単語集