■ 高卒生・浪人生はどんな塾・予備校を選べばいいの?

今回は高卒生・浪人生の正しい塾・予備校の選び方について。惜しくもサクラチルであった高卒生・浪人生の皆さん。皆さんにはあえて「このような塾・予備校」に通ってほしいと願います。

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※画像はイメージ 画像:足成

■ 高卒生・浪人生はどんな塾・予備校を選べばよいか

そろそろ今年の大学入試も終わります。進路が未定の高校生は来年の入試に向けて、塾や予備校を選ぶ時期になりました。テレビのCMなどでも様々な塾や予備校が皆さんにアピールしています。

ここで私から高卒生・浪人生となる皆さんへひとつアドバイスを。高卒生・浪人生はどんな塾・予備校を選べばよいか-。その答えは簡単です。


■ 出欠に厳しい塾・予備校に通えば高卒生・浪人生は必ず伸びる

皆さんにお願いしたいのは「出欠に厳しい塾・予備校を選んでください」という点。塾や予備校の指導力や合格実績はもちろん重要ですし、講師に指導力があることは大前提となります。

これまで高卒生・浪人生の指導をしてきて「出欠に厳しくない塾・予備校に通ってきた生徒ほど多浪しがち」ということを痛切に感じています。ですから、ぜひ授業を休むと親に連絡が行くようなシステムになっている塾・予備校を選んでください。

遊びたい盛りの18・19歳の生徒にしてみればつらいことかもしれません。しかし先々のことを考えると授業の出欠が厳しいに越したことはありません。授業の出欠が厳しい塾や予備校に通った高卒生・浪人生ほど、必ず実力を伸ばし志望校合格に近づくことができるでしょう。


■ 大学進学をあきらめる高卒生・浪人生もいる

「塾・予備校に休まず行くのは当たり前ではないか」と思うかもしれません。しかし高卒生・浪人生はどうしても生活のリズムが崩れやすく(特に夜更かしをして夜型になってしまいます)、また大学生になった友人から誘いを受ける機会も多くなり、出欠に厳しくない塾・予備校に通う高卒生・浪人生ほど気が緩んでしまうケースが多々あります。最悪の場合、途中で大学進学をあきらめてしまうなど信じられないような状況になることもあります。

この様なことにならないためにも、ぜひ皆さんは出欠に厳しい塾・予備校を選ぶよう望むのです。高卒生・浪人生は自分自身で自己管理できないと思ったほうがよいかもしれません。高卒生・浪人生が通う塾・予備校は、厳しいぐらいがいいのではないかと感じます。


■ 高卒生・浪人生の塾・予備校選びは必ずご両親と

また高卒生・浪人生が塾・予備校を探す際には必ず複数の候補を選び見学しましょう。そしてできればご両親とお話を伺いに行くこと。料金・雰囲気・学習の進め方・出欠管理などなど…、きっと高卒生・浪人生とご両親が感じることは異なるでしょう。しかしそれらを家族で話し合いベストな選択をしてください。




■ 高卒生・浪人生にはサークル活動などご法度

ちなみに最近の塾・予備校は生徒のためのコミュニティスペースを設けているところが多いですが、それは大して重要ではありませんし、むしろ弊害になります。信じられない話ですが、ある予備校にはスポーツサークルがあり勉学そっちのけで遊びに興じるということもあるそうです。

私のところに来た生徒の中には、そういったコミュニティスペースやサークル活動に興じてしまい、本来高い学力があるにもかかわらず多浪をしていた生徒が何人かいました。彼らは高校の同級生が大学に進学しサークル活動に興じる姿がうらやましく、予備校内のサークルに積極的に参加していたそうです。

しかしサークル内での人間関係や活動に夢中になりすぎて、学業がおろそかになってしまっていることに全く気づいていませんでした。実に本末転倒な話です。


■ 高卒生・浪人生は人生を変える1年に

いずれにせよ高卒生・浪人生はこの1年をどう過ごすかにより人生が大きく変わります。それを肝に銘じて正しい塾・予備校選びをしてもらいたいものです。


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