■ 子供を通わせたくなる芝中学校・芝高等学校の魅力

今回は芝中学校・芝高等学校について書きたいと思います。芝中の受験を考えている親御さんは参考にしてください。

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※画像はイメージ 画像:足成

■ 安心して教育を任せられる伝統校・芝中

芝中学校・芝高等学校は歴史も古く伝統のある学校ですね。学校法人芝学園が運営し、創立されてからは、なんと100年以上経っています(1906年創立)。卒業生に優秀な方も多く、年配の方(例えば企業の人事部など)からも評価の高い学校であると聞きます。

芝は中高一貫の男子校ですが、教育方針や進学実績を見ると、個人的には旧制中学を前身とした地方の公立進学高校にイメージが近い印象を受けます。

母体は浄土宗の総本山、増上寺で、学校の場所はその名の通り港区芝にあります。東京タワーにも近く、以前受け持った生徒さんは「毎日電磁波を浴びてます」なんて冗談を言っていました。

芝は校舎がやや古く、他の新しい校舎の学校に見慣れたお母様方が、学校見学に行くと「校舎が…」と言うのも恒例でした。個人的には伝統校らしく味があって良いと思うのですが。


■ 生徒の印象は真面目な「努力家」

芝中学・高校の生徒さんは昔から何人か見てきたことがありますが、いずれも例外なく「真面目」「努力家」というイメージがあります。とても育ちがよく、いい子が多いという印象を受ける学校です。

後述する教育面も含めて、いい子が多い学校であるという印象がとても強いので、安心して教育を任せられる「おすすめの学校」だと言えます。ただ反面、おとなしく、おっとりした子ばかりなので、たまに「大丈夫かな?」と思うこともありました。このご時世、いい子すぎても社会の荒波で大変な場面も出てきます。その際の対応力がやや弱いのではないか-という印象も少しありました。ややお坊ちゃんタイプが多いのが芝の特徴かもしれません。

芝は男子高ですが、男子校特有の荒っぽさもあまりあるようには思えません。どの学校でも、生徒の不祥事の一つや二つは聞くものなのですが、本当に芝だけはそういった話を聞いたことがありませんでした。

お子さんの中でも様々なタイプの子がいると思いますが、ちょっとおっとりマイペースな感じの子には、合う学校かもしれません。逆に元気のよすぎる子には、物足りないかもしれませんね。競争心が強い子などは合わないかもしれません。

こちらにも参考になる記事がありましたが、なるほどなぁという感じです。プレジデントオンラインの芝中紹介記事です。

開成や渋幕よりも入試倍率が高い「なごみ系進学校」(プレジデントオンライン)


■ 芝の生徒の優秀さ

学校の指導については普通の中高一貫校のレベルで、普通についていけば、ある程度有名な私大に合格することは可能でしょう。

英語は中3で高校1年生の分野に入ります。宿題や課題自体はそれほど多い方ではないですが、先生は優秀な方が多いという印象です。

生徒も先生も優秀なので、塾で教える側としては、本当に楽な生徒ばかりだったという印象があります。「このイディオムをきちんと知っているんだ」と感心したり。

それはやはり学校の先生の力量だと思います。芝の(特に英語の)先生は優秀だと思います。ですから、文系ならばとにかく学校の授業についていくことが最優先になります。

理系の場合、上位の国公立を目指す場合は、早め早めの対応をしておいた方がいいかもしれません。高1までにはどこかの塾には必ず通って、理数系を固めてください。

これは、別に先生が悪いというわけではなく、理系科目はどうしても志望校に合わせた早期対策をしておかないと、例えば高3になって付け焼刃で対応させることが難しいからなんです。

理系のセンスを磨くという点では、早めの対応はしておきたいところです。逆に言うと、生徒はもともとの地頭がいいので、大学入試における英語や国語、社会のような科目はどうにでもなってしまうとも言えます。




■ 第一志望じゃないと受からない芝中学校

芝は、トップ校から少し距離を置いた、二番手校と言う位置づけですね。初日の倍率はそこまでではないので、トップ校にやや不安のあるおっとりめの生徒は、芝を第一志望にしても面白いかもしれません。

最終的な大学進学を考えた場合、結果的に東大以外の旧帝国大学六大学あたりを狙うのであれば芝の教育で十分だと言えます。

ちなみに中学入試を受験する場合、国語や社会の文系科目は、やや癖があるので、過去問題を全年度分やることは必須です。

芝は第一志望にし対策をした生徒が当たり前のように受かる学校です。滑り止めというような気持ちで受けようとすると痛い目にあいます。それぐらい癖のある問題だと言えるでしょう。

過去問題を採点をしてみて、生徒さんに合うか合わないかは必ず確認してください。合う子にはものすごく合う問題ですが、合わない子には本当に合わない問題です。

芝中受験者へのおすすめのテキストは「中学受験・論述で覚える最強の社会」社会の100字超えの記述は部分点でも確実に取りに行きたいところ。社会で記述慣れしているかどうかも確かめたいところです。

日能研やSAPIXの偏差値だけで芝中の受験を考えるのは危険です。芝中を第一志望にして、芝中対策をしてくる生徒が多いので、 トップ校の偏差値に足りないからという理由だけで芝の受験を考えている親御さんは、この点を気をつけてくださいね。

芝中受験が急に決まって、時間がない場合は、個別指導塾や家庭教師の活用をおすすめします。ちなみに芝に少し足りない場合は東京都市大学付属中あたりが同様のイメージの中学校です。

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