■ 3つの戦争の年号を覚えておくとかなり楽
今日は中学受験・高校受験の社会のお話です。日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦の年号を覚えておくとかなり楽という内容です。
■ 日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦は10年ごとに起きている
「いや、そんなことは知っているよ」という人も多いかも知れませんが、案外、第一次世界大戦開戦の年まで覚えていない生徒が多いもので、今回記事にしました。とりあえず、再確認してみたいと思います。
1894年 日清戦争
概要:日本と清(中国)との間の戦争。きっかけは朝鮮で起きた甲午農民戦争ですね。日本が勝利して講和条約は下関条約。ちなみに清の全権大使李鴻章、大学受験の世界史で有名な人です。賠償金が2億両で清から日本へ遼東半島・台湾が割譲されました。そして翌1895年にロシア・フランス・ドイツが三国干渉をしてきます。イギリスとアメリカは中立の立場を取っています。ちなみに日本とイギリスは1902年に日英同盟を結んでいますね。
1904年 日露戦争
概要:日本とロシアの間での戦争。中学受験・高校受験では三国干渉からの流れで考えるとよいでしょう。大学受験の世界史や日本史だと、国際関係史を少し押さえておかなければなりません。講和条約は1905年にアメリカの仲介で締結されたポーツマス条約。賠償金支払いがなかった影響で日比谷焼打ち事件が起きます。
この日清戦争と日露戦争との間は10年というキリのいい数字であるというのは、どの塾でも教えていることだと思います。今回、これに第一次世界大戦勃発を加えて覚えてほしいと思います。日露戦争勃発と第一次世界大戦勃発もきっかり10年です。
1914年 第一次世界大戦(勃発)
日清戦争・日露戦争の勃発した年は、年号問題ではどちらも頻出の年です。一方、第一次世界大戦勃発の年は、年号問題ではそれほど出てくるものではありませんが、出題されたら出題されたで、案外点差のつきやすい問題になってしまいます。せっかく日清戦争、日露戦争と覚えたのなら、第一次世界大戦まで覚えておいても損はないはずです。
ちょっとした小ネタですが、参考にしてください。
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