■ 小学生のための国語辞典選び

今回は小学生のための国語辞典のお話をしたいと思います。受験生・非受験生かかわらず、小学生用の国語辞典は"ないよりあったほうがよい"というのが個人的な意見です。

0eed965ad4fa3112de0bc149f1be96a4_s
※画像はイメージ 画像:足成

■ 小学校3〜4年生から辞典の使い方の指導することになっている

本来、学習指導要領上では小学校3〜4年生から辞典の使い方の指導をすることになっています。学校や先生によって指導の内容に差があることもあり、国語辞典の購入を義務づける学校もあれば、特に購入する必要がないとしている学校もあります。

国語辞典の購入を義務づけている学校では、複数の国語辞典を提示し、それらの中から選ばせる方式をとっているところが多いようです。


■ 国語辞典はいつ頃から用意すればよい?

学校で特に購入する必要がないとしている場合においては、ご家庭で国語辞典を用意すべき時期というのは明確にはありません。

中には小学校入学と同時に国語辞典を用意するご家庭もあるようですが、目安としては学習指導要領にあるように小学校3〜4年生あたりで子供を本屋へ連れていき、自分好みの国語辞典を選ばせるとよいでしょう。もちろん小学校5〜6年生でも遅すぎることはありません。

国語辞典がなくても普通に小学校の国語の学習を進めることは可能です。ただ学校では"言葉の調べもの"の課題が出ることも少なくないので、(大人用の辞典でも十分役割を果たしますが)小学生用の国語辞典はないよりあったほうがよいということになります。


■ 中学受験では"国語辞典の引き方"という問題もある

中学受験を検討している場合も、ないよりあったほうがよいというアドバイスをしていますが、志望校によっては"国語辞典の引き方"という問題が出てくるケースがあります。

例えば「安全(あんぜん)」と「安静(あんせい)」、国語辞典で先に出てくるのはどちらですか?といったような問題です。このような問題を出してくる学校を受験する予定の場合には、国語辞典を用意して普段から言葉の意味を引かせる習慣をつけさせておいたほうがよいでしょう。

志望校の過去問題を見れば、このような出題を行う学校かどうかがわかります。


■ 小学生用の国語辞典選びは何を基準にする?

小学生用の国語辞典選びには、値段・収録語彙数・レイアウト・説明など様々な基準があります。各社とも工夫を凝らしているので、一概にどれがいいとは言えません。

個人的には、実際に子供を本屋へ連れていき、自分好みの国語辞典を子供自身に選ばせることで学習意欲が増すのではないかなと感じます。自分で選んだ方が愛着がわき、積極的に辞書に触れてくれるようになると思うのです。


■ 代表的な小学生用の国語辞典

ちなみに代表的な小学生用の国語辞典には、以下のようなものがあります。

● 学研プラス:新レインボー小学国語辞典

● ベネッセ:チャレンジ小学国語辞典

● 旺文社:小学国語国新辞典

● 三省堂:例解小学国語辞典

● 小学館:例解学習国語辞典

これらが、国語辞典の購入を義務づけている小学校で指定の国語辞典となります。


■ 個人的なおすすめは小学館の「例解学習国語辞典」

稀に知人から「おすすめの小学生用国語辞典を教えてほしい」と質問されることがあります。

私自身は、先ほども述べた通り、実際に子供を本屋へ連れていき、自分好みの国語辞典を子供自身に選ばせるのが一番だと思うのですが、例えば小学校入学時のプレゼントなどで贈るケースもあったりしますね。

そんな際には、小学館の「例解学習国語辞典」を個人的におすすめしています。




■ 「例解学習国語辞典」の初版発行は1965年

「例解学習国語辞典」は初版の発行が1965年で、現在はなんと第十版。小学生用の国語辞典では長い歴史を誇ります。もしかしたら本書のお世話になった親御さんもいるのではないでしょうか。老舗の小学生用の国語辞典だけあって、用紙を工夫して軽量化するなど、随所に工夫が見られます。

第十版からは、小学1年生から「辞書引き学習法」(付箋に、辞書で調べた言葉を書き込み、辞書にはさむ学習方法)をすることを提唱している深谷圭助先生が編集代表になり、「辞書引き学習法」がスムースに行えるレイアウトになっています。

▶参考:深谷圭助(Wikipedia)

また本書の最大の特徴は、すべての漢字にふりがながついており、そして他の辞典よりも文字が大きめな点。小学1年生から使えるように作られたとされていますが、幼稚園児からの使用も可能。宣伝文通り、自学自習に適した小学生用の国語辞典です。

《『例解学習国語辞典』情報》
・収録語彙:36,500語
・ページ数:1,350ページ
・編集代表:深谷圭助
・その他:すべての単語にアクセント記号・巻末に旧国名などの教材・学年別漢字表ポスター付き

知人のお子さんにプレゼントするケースや、本屋に子供を連れていって国語辞典を選ばせようとしても、子供が「どれがいいかわからない」と悩むケースでは本書を選ぶとよいかもしれません。

例解学習国語辞典(第10版)通常版B6判
深谷 圭助
小学館
2014-11-19


以上、参考にしていただければ幸いです。


関連記事

中学受験:小学校低学年から使えるおすすめの漢字辞典「小学生のための漢字をおぼえる辞典」(旺文社)
意外とない算数の事典:「算数おもしろ大事典1Q(いっきゅう)」
高校生におすすめの英和辞典・和英辞典:ジーニアス英和辞典(大修館)・プログレッシブ英和中辞典(小学館)・ウィズダム和英辞典(三省堂)

このエントリーをはてなブックマークに追加