■ 大学の入試で頻出の英語のことわざとは?

今回は大学受験・英語について。大学の入試でよく出題されることわざ(proverb)をまとめます。

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※画像はイメージ 画像:PAKUTASO

■ 点差がつきやすい英語のことわざ問題

大学入試における短答式の語句問題や文法問題、それから並び替え問題では、英語のことわざに関する問題が出題されることがあります。

もちろん知らないことわざが出題されても、前後の文脈や文法面から類推して解答を作成することは可能です。しかし、特に並び替え問題で出題された場合には、意外と解答の作成に多くの時間がかかってしまいます。

そのため「知っているか知らないか」で点差がつきやすいのが、英語のことわざ問題だと言えるでしょう。


■ 集中的に出題されることもある英語のことわざ

出題者側が英語の入試でことわざ問題を出題する意図は、一言で言うと「深く広く英語学習をしてきたか」といったところではないでしょうか。

大学入試における英語のことわざ問題の出題頻度は、私立高校入試に比べると多くはありませんが、過去には上智大学や青山学院大学、慶応義塾大学など、いわゆるスピード型の入試(問題量が多く合格平均点が高い入試タイプ)を実施する大学において、ことわざ問題が大量に出題されたことがあります。

参考:慶応は典型的なスピード型?入試問題にはスピード型とパワー型がある

もちろん中堅から下位の大学の英語入試でも、短答式の語句問題・文法問題・並び替え問題でことわざがよく出題される印象を受けます。

また大学入試で出題される英語のことわざ問題は、私立高校入試でよく出題されることわざと"かぶる"ところがあります。こちらも参考にしてください。

参考:高校受験・英語:私立高校入試でよく出る英語のことわざのまとめと解説

それではさっそく大学入試でよく出る英語のことわざを見てみましょう。全部で30個です。


■ 大学入試で出題されやすい最重要の英語のことわざ

まずは大学入試で出題されやすい最重要の英語のことわざから。

【1】There is no rule without exceptions.
《訳》 例外のない規則はない
《解説》規則には必ずルールがあるということ。大学入試では最重要のことわざで、私立難関高校の入試問題でも出題されます。no ~ without の二重否定、 exception (例外)という単語が出題ポイント。

【2】A rolling stone gathers no moss.
《訳》 転石苔むさず
《解説》 gather(~を集める)や no + 名詞の箇所を問う出題を多く見ます。「転石苔むさず」の意味がわからないという生徒も中にはいます。そのような場合には「職をよく変える人は(何も身につかないため)成功しない」ことが「転石苔むさず」の一例であると説明します。

【3】Heaven helps those who help themselves.
《訳》 天は自ら助ける者を助ける
《解説》 関係代名詞 those who が最重要ポイント。何度も口ずさんで覚えましょう。

【4】Don't put off till tomorrow what you can do today.
《訳》 今日できることは明日に延ばすな
《解説》 イディオムの put off (延期する)と関係代名詞 what がポイントになります。

【5】Too many cooks spoil the broth.
《訳》 船頭多くして船山に上る
《解説》 直訳すると「料理人が多すぎるとスープができそこなう」。 spoil (~を台無しにする)に関連した出題をよく見ます。

【6】A stitch in time saves nine.
《訳》 きょうの一針あすの十針
《解説》 直訳すると「ひと針縫っておけば、後で九針の手数が助かる」。 save に関連した出題が頻出。

【7】Birds of a feather flock together.
《訳》 類は友を呼ぶ
《解説》 直訳すると「同じ羽毛の鳥は相寄る」。意味をきちんと覚えておきたい英語のことわざです。


■ 大学入試でよく見かける英語のことわざ

この辺りのことわざもよく見かけます。

【8】A good appetite is the best sauce.
《訳》 空腹にまずいものなし
《解説》 appetite (食欲)を選択させるタイプの出題が頻出。ちなみに書き換えると Hunger is the best sauce. になります。

【9】Where there's a will, there's a way.
《訳》 意志ある所に道あり
《解説》 where を選択させたり、並び替えをさせる出題が頻出。名詞 will (意志)の意味も大切ですね。

【10】You must sow before you can reap.
《訳》 まかぬ種は生えぬ
《解説》 sow(種をまく) や reap(刈り入れする) の意味を知っておきましょう。

【11】As you sow, so shall you reap.
《訳》 自業自得
《解説》 直訳すると「まいたからには刈らねばならない」。【10】と合わせて覚えておきましょう。

【12】Look before you leap.
《訳》 転ばぬ先のつえ
《解説》 leap(跳躍する)の意味を知っておきましょう。

【13】Make hay while the sun shines.
《訳》 善は急げ・思い立ったが吉日
《解説》 直訳すると「日の照るうちに草を干せ」。「すぐにやれ」ということですね。 while を選択させる問題をよく見ます。

【14】More haste, less speed.(=Make haste slowly.)
《訳》 急がば回れ
《解説》 比較級を利用した More haste, less speed. のほうを覚えておきましょう。

【15】Every dog has his day.
《訳》 だれにでも得意な時代がある
《解説》 dog (犬)が使われている点に注意しておきましょう。

【16】What happens twice will happen three times.
《訳》 二度あることは三度ある
《解説》 関係代名詞 what がポイント。

【17】A sound mind in a sound body.
《訳》 健全な身体に健全な精神が宿る
《解説》 以前は、形容詞 sound に「健全な」という意味があるのを問うために出題されることが多かったのですが、最近は大人の事情で出題が減っています。

【18】All work and no play make Jack a dull boy.
《訳》 よく学び、よく遊べ
《解説》 直訳すると「勉強ばかりで遊ばないと子供は馬鹿になる」。

【19】Count not your chickens before they are hatched.
《訳》 捕らぬ狸の皮算用
《解説》 直訳すると「卵がかえらないうちにヒヨコの数を数えるな」。hatch は「孵化する」という意味ですね。




■ 常識として知っておきたい英語のことわざ

以下に挙げる英語のことわざは、常識として意味を知っておきましょう。

【20】Honesty is the best policy.
《訳》 正直は最善の策

【21】Time and tide wait for no man.
《訳》 歳月人を待たず

【22】Time flies like an arrow.
《訳》 光陰矢のごとし

【23】Tomorrow is another day.
《訳》 明日は明日の風が吹く

【24】Practice makes perfect.
《訳》 習うより慣れよ

【25】Bad news travels quickly.
《訳》 悪い噂はすぐに伝わる

【26】A barking dog never bites.
《訳》 吠える犬は噛みつかない

【27】A cat has nine lives.
《訳》 猫には九つの命がある(猫を殺せば七代祟る)

【28】Blood is thicker than water.
《訳》 血は水よりも濃い

【29】Talk of the devil, and he'll appeare.
《訳》 噂をすれば影

【30】All is not gold that glitters.
《訳》 光るものすべてが金ならず


以上30個。参考にしていただければ幸いです。


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