■ "英語教育"に力を入れている八雲学園中学校・高等学校
今回は目黒区にある八雲学園中学校・高等学校について。八雲学園というと、みなさんは"英語教育"に力を入れているというイメージを強く持たれているのではないでしょうか?
■ 八雲学園は歴史と伝統のある女子校
八雲学園中学校・高等学校は、1938年設立の八雲高等女学校を前身とする歴史と伝統のある女子校です。
第二次大戦後の学制改革により八雲学園中学校・高等学校となりましたが、長らく高等学校のみで運営されていたという経緯があります。
中学校が再開されたのは意外と最近で1996年のこと。ですから中高一貫教育となってまだ20年ぐらいなのです。
■ 最寄り駅は東急東横線都立大学駅
八雲学園中学校・高等学校の最寄り駅は東急東横線都立大学駅。有名な話ですが都立大学とは言うもののすでに都立大学(現・首都大学東京)は既に何十年も前に八王子に移転済みです。
都立大学駅の裏手を通る呑川緑道を歩いていくと、約10分程度で八雲学園に着きます。呑川緑道は緑が多い散歩コースでもあり、新緑の季節にこの辺りを歩くととても気持ちがいいものです。
八雲学園の近隣には氷川神社が広がるなど、学校の周辺は閑静な住宅街。近くには大きな図書館(八雲中央図書館)があり、学習環境にも恵まれています。都立桜修館中等教育学校(昔の都立大学付属高校)もご近所ですね。
親としても安心して子供を通わせることができる環境にあると言えるでしょう。
■ "英語教育"に力を入れている八雲学園
そして"英語教育"に力を入れているというイメージが強いのが八雲学園。
実際、英語を重視した授業カリキュラムや英語祭をはじめとする多くの学校行事によって、中学校低学年から英語と触れ合う機会を意図的に増やしています。
また中3で英検準2級の取得を目指す(通常は英検3級が標準)など、生徒にかなり積極的な取り組みをさせている印象があります。
90年代後半から2000年代前半にかけては、大学進学実績を考慮するとどうしても下位校グループ(近隣の女子校だとトキワ松学園や玉川聖学院ら)のカテゴリーに分類せざるを得ない状況ではありましたが、近年では目を見張る大学進学実績を出してきています。
■ MARCH各校に二ケタの合格実績
大学進学実績では、2013年度から2015年度にかけて早慶上智にコンスタントに数人ずつ合格者を出しています(ちなみに2015年度は慶應義塾3・早稲田7・上智5-浪人生含む)。
MARCH各校にも同様に二ケタの合格者(2015年度は明治14・青山学院14・立教24・中央12・法政13-浪人生含む)を出しており、約160人ほどという卒業生数を考慮すると、かなり健闘している部類に入るのではないでしょうか。
近隣の似たような女子校であるトキワ松学園や玉川聖学院と比べると、頭ひとつふたつ抜けている印象を受けます。
■ 大学入試でMARCHを第一志望にするのならおすすめの学校
もし大学受験においてMARCHが第一志望になるのであるならば、八雲学園中学校・高等学校への進学はMARCH合格への近道であると言え、おすすめの学校であることは間違いありません。
中学受験の偏差値を考えても、かなり"おいしい"学校であるのも事実です。
以上、参考にしていただければ幸いです。
《「八雲学園中学校・高等学校」を知る参考リンク》
・八雲学園・英語教育
(八雲学園)・八雲学園中学校・高等学校
(首都圏模試)・八雲学園 英語教育も総合力へ(1)
(21世紀型教育を創る会)・八雲学園中学校・高等学校
(Wikipedia)
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